マリー・松井 PRESENTS パリパナ[PARIS PANACHE]

C'est bon ! / セ・ボン!(おいしい)

今回ご紹介するのは、今パリでいちばんおいしいと言われているパティスリー。
○店名Pain de sucre / パン・ドゥ・スュークル
○アドレス / 14, rue Rambuteau 75003

約1年半前に、うちの近所、マレの商店街ともいえるランビュトー通りに、なんかおしゃれなブーランジュリー(パン屋)ができた。

オープンしてすぐ、いつものブーランジュリーには悪いと思いつつ、こちらに浮気してバゲットを買ってみた。

・・・おいしかった!

バゲットの基本である、クルート(皮)とミ(中)の、パリッとモチッのバランスが申し分なく、なんて高級なパンなんだ、と味わった。

でも値段は1本1ユーロ。へなちょこなバゲットをはじともせず毎日焼き続けているそこらへんのパン屋と同じ値段ではないか。

ということで、このブーランジェリーに通うようになったら・・・

日増しにパティスリーの種類が増えてきた。
それもなんかやけにきれいなのが。しかも街のパティシエには似あわない、高級サフランや食用パンジーなどの材料を使っている。

「ただものではない」

このパン屋を警戒するようになった。そして少しずつ、味見をはじめてみたのだが、素材の絶妙なコンビネーション(例/ローズマリーとストロベリー、ジャスミンと木いちご)、独創的なクリーム(例/ライムの皮を加えたレモンクリーム、生ミントをベースにしたクリーム)で作られたお菓子は、ふつうの味に慣れた舌がついていけない気品のあるものだった。

そしてある日、そのパティシエが・・・

あ、あ、あの3つ星レストラン「ピエール・ガニエール」のデザート部から独立したふたりだったと判明した。

どうりでね。と感心していたら、先日、あの高級紙「ル・モンド」で、「パリでいちばんおいしいパティスリー」と評価された。お店のふたりもとてもよろこんでいた。が、彼らはいつも腰が低く、テングになったりしない。
それにしても、近所にこんなすばらしい店があるなんて、なんて幸せなんだろう〜と感謝しながらここのお菓子を食べています。

みなさんもパリ旅行の際は、是非。ウィンドー越しにパティスリーを見たら、もう逃げられませんよ。

記念撮影の衝動は避けがたく。食べ逃しのないように。

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