第6回乙女心とパリの空
C'est bon ! / セ・ボン!(おいしい) Fruits rouges / 赤い果実
フリュイ(果実)・ルージュ(赤い)と総称されるフランボワーズ、グロゼイユ(すぐりの実)、フレーズ(いちご)類、カシスなどなどは、夏から秋にかけてデザートを楽しくしてくれます。
前回はフランボワーズに続き、フリュイ・ルージュの美味しいお話を続けます。
赤い果実、生で食べるのが一番自然なのは当たり前。
でも外見があんまりかわいいのでタルトととして、また色があんまりあでやかなのでソースとして大活躍します。
最近のヒットは、第1回のパリパナでも紹介したパティシエ、Pain de sucre / パン・ドゥ・スュークルの新作コレクション「カシフォール」。
カシスのヴァリエーションがタルトに詰められたスィートです。
サブレに近い軽いタルトに生カシスとカシスのクランブル風をのせ、赤紫のニュアンスがとってもきれい。
味の方は、カシスのもつ野生の風味とバターが作るサクサクの食感が大人のタルトを思わせる。
紅茶やカフェよりも、ワインが合うかな。
ちょっと甘い赤ワインが、カシスの味を引き立てる。
この組み合わせは、なかなかよいですよ。
さてグロゼイユ。
これもブリゼ生地(ビスケット風の)で作ったタルトに、カスタードクリームを敷いてグロゼイユを思いっきりのせてパクつきたい。
でもこの赤い実はデザートのほかにも、アントレ(前菜)のフォアグラと一緒に食べてもおいしー。
小さな赤い水玉のようなグロゼイユは、お料理のアーティーなデコレーションにもなるのです。
そしてリキュールとして、クレーム・ドゥ・カシスは白ワインと割ってアペリティフ(食前酒)のキールに、ロックでディジェフティフ(食後酒)にも。
赤い果実は、フランスの食に欠かせません。
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