あーパリファッションウィーク(FW)がやっと終ったよー、と一息ついているところです(一応、ファッション業界で働いているのです)。
FWについてはあとで話ます。まずはいつもの通りパリの日常のことからはじめましょう。
FWたけなわのある日の朝、キアラとヴィヴィ(うちのジャックラッセル4匹家族・ライカ家の姉妹)を連れルーヴル
のジャルダンに散歩へ行きました。
パリではこの2,3年で、「犬禁止」の場所がやたらと増えちゃって、中心地で犬
がはしゃげる所ってここぐらいなのですよ。寂しいよね。
で、ルーヴルならキアラとヴィヴィが思いっきりボール遊
びを堪能できるから、忙しいときは特に早起きしてここ向かうのです。
どうして、って? いやいやこの2匹はもうす
うぐ3才なのに、まだまだお転婆で手を焼いているのですよ。留守中に何をされるかわからない!、原稿書いている時
に「うるさい!!」と怒鳴りちらさないように、ルーヴルでしっかり遊んでとことん疲れてもらい、お家で休んでね
、という魂胆なのです。
さて件の日、いつものようにルーヴルでボールをめがけ駆け巡るキャラヴィーたち。
ところが、あ、あれ?、キアラが突然動かない。急いでキアラの元に走り、彼女の足を見
たら… ウソ、ウソだと思いたいことが。キアラの右前足は血だらけ。そのすぐ近くにはビールビンの破片が。そう、キアラはそのガラスで足を、しかも肉球を縦にまっぷたつに切ってしまったのです。
パリって日本みたいに、道路や公園、芝生なんてきれいじゃない、汚い汚い。街の風景はきれいでも、地面は世界一汚い。
なんでみんな自分のゴミの始末もできないんだろうね?なんでこんなところでビールビンを割らなきゃいけないの?? 人間は靴を履いているけど、犬たちみんな裸足なんだよ!
とりあえず、キアラの足をティシュで止血し、だっこして、ヴィヴィと一緒にライカ家のホームドクターカペ獣医のクリニックに走った。キアラは5・5キロしかないけど、ルーヴルから徒歩で10分のカペ先生のところまでは結構辛かったです。
クリニックに到着すると、急患ということでキアラはすぐ診察室へ(普通は予約のみの診察)。キアラの
足は血だらけで傷も見えないほど。
カペ先生は、「傷を見てはいけません!深いからびっくりしてしまいますよ」とわたしに注意。でもちょっと目に入ってしまったキアラの傷は…
失神しそうになりました。
先生はその傷にグラフ
ェ(ホチキスみたいなもの)を3か所、そして
包帯をぐるぐる。治るまでには2週間はかかるらしい。なんてかわいそうなキアラ。
FWの最中にこんな悲惨な事故があり、取材先とクリニックを往復する毎日。疲れる飼い主。でも犬たちは遊びたくて
しょうがない。キアラは傷が痛むのだろうけど、走りたくてしょうがない。ルーヴルでのボール遊びの代わりに選んだ
のが、セーヌ河畔の散歩。
ほぼ毎日、右岸は歩いているけど、いつものコースに左岸を加えればキアラとヴィヴィに
よろこんでもらえるだろうと思ったのですが… うちの近所、ノートルダム向かいの河岸は、浸水していた。
幸い河
岸の歩道全部じゃないけど、右岸より浸水箇所多し。毎年春、セーヌは氾濫するのですが、今年は1か月ほど早いです
よ。もちろん暖冬だから。雪は少なかったけど、雨ばかりだったし。
カペ先生から、「キアラの傷が濡れないように」と注意されていたのですが、水遊び、特に水泳が大好きな2匹は、セ
ーヌ海(ほんと海みたい)の石の浜辺でぴちゃぴちゃ遊んで楽しそう。その姿は、潮干狩りにうかれている子供のよ
う。先生の注意なんて、頭から消えてしまう。
調子づいてきたシスターズは、「泳いでいい?」という顔をしきりにする。それだけは阻止しようとしていたのですが、瞬きしたスキにキアラはセーヌに飛び込んでいました… 「もっと泳がせて」とダダをこねるシスターズをひきずりながら家に連れて帰り、キアラの傷の手当てをしたのは言う間でもありません。
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